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■2012年10月4日
石井琢朗が本拠地でのシーズン最終戦で、引退セレモニー! 挨拶全文を掲載
引退セレモニーで挨拶。挨拶全文を掲載
チームメイトに胴上げされ、5回宙を舞いました

9月30日(日)、広島東洋カープの本拠地・マツダスタジアムでのシーズン最終戦は、今シーズン限りでの現役引退を決めた石井琢朗の引退セレモニーが試合終了後に行なわれることが決まっていたこともあり、シーズン最多3万2095人の観衆で埋め尽くされました。

この特別な試合に1番ショートで先発した石井琢朗は、2回の守備機会では華麗なグラブ捌きと正確なスローイングを見せ、5回の打席では2安打1四球と3度出塁し、スタンドの大歓声を浴びました。

マツダスタジアムでの最後の打席となった5打席目は、9回ツーアウト、1打逆転のチャンスをチームメイトがお膳立て。打った瞬間に歓声の上がる当たりでしたがライトフライとなり、そのまま試合終了となりました。

試合後の引退セレモニーで設けられたステージに立った石井は、次のように挨拶しました。

「もう一花咲かせたい。そんな思いでこの広島にやってきました。
 球団の方々やたくさんの方に支えられ、今日までプレーしてきましたが、
 今シーズン限りで引退することを決意しました。
 思うように花は咲かせませんでしたが、このような花道に立つことができ、
 今日は皆さんに咲かせてもらったような気がします。
 本当に幸せな時間でした。24年間頑張ってきて良かったなと思います。
 このような最高の舞台を用意してくれた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
 ありがとうございました。
 24年間の現役生活の中で、このカープでは4年間だけでしたが、
 たくさんのことを学びました。
 そして、ファンの皆さんには大きな、大きな声援をいただきました。
 僕にとってこのカープでの4年間というのは、間違いなく財産です。
 そして、このカープのユニホームに袖を通し、プレーできたこと、
 そしてファンの皆さんがいつも送ってくれた声援は、僕の誇りだと思っています。
 ただ、このカープで優勝できなかったこと、それが一つの心残りです。
 今シーズンも最後の最後まで悔しい思いをしてしまいましたが、
 この悔しい気持ちと、カープ優勝という僕の夢は、
 今ここにいる後輩たちに託したいと思います。
 また本日は、タイガースの皆さん、そしてタイガースファンの皆さん、
 このセレモニーにお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
 来シーズンはこのカープとともに優勝争いをして、
 打倒巨人を目指して球界を盛り上げていきましょう。
 最後になりましたが、いつも遠いところから見守ってくれている両親、家族、
 そして僕の一番の理解者であり、いつもそばで支えてくれていた家内の詩織、
 娘のはる佳、さやか、ありがとうございます。
 そして、20年間在籍した横浜の球団関係者の皆さんをはじめ諸先輩方、
 松田オーナーをはじめ広島東洋カープの球団、職員の皆さん、
 そして、毎日僕らが良いコンディションの中プレーできるように
 グラウンド整備を行なってもらっているグラウンドキーパーの皆さん、
 そしてそのグラウンドに立って共に戦ってきた
 チームの監督はじめ、コーチ、裏方さん、トレーナーの皆さん、
 そして選手の皆んな、そして多くのファンの皆さん、
 本当に24年間ありがとうございました。」

挨拶を終えると、妻の詩織さんと二人の愛娘から花束を受け取り、ファンに手を振り、ハイタッチしながら噛み締めるように場内を一周。最後はチームメイトに胴上げされ、横浜時代の背番号と同じ5回宙を舞いました。

なお、今シーズンの広島の最終戦は、10月8日(月祝)の横浜DeNa戦の予定となっています。20年間本拠地として活躍した横浜スタジアム(14時試合開始)でも、先発が予定されていますので、スタジアムやテレビ中継(CS放送/TBSニュースバード)でぜひご覧ください。