報道関係者各位
                                     平成16年2月16日
  
                                           加藤 作子
                         株式会社ライツ代表取締役・古西 宏次

           日本スポーツ仲裁機構の仲裁判断に関するコメント

謹啓 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 さて、身体障害者水泳の選手である加藤作子(2000年シドニーパラリンピック金メ
ダリスト)が平成15年8月19日に行った、日本身体障害者水泳連盟(大阪市此花区。
西原成幸会長)を相手方とする、加藤作子を平成15年度強化指定選手に指定すべき
こと等を求める申立てに関する日本スポーツ仲裁機構による判断が、本日出ましたの
で、それに関する加藤作子のコメントを以下記します。なお、本件に関するお問い合わ
せはマネジメントを担当している株式会社ライツ(03−5560−0780 担当:古西宏
次)宛にご連絡をお願いします。
                                                敬具

加藤作子のコメント

 「私が今回申立てを行った大きな目的は、私自身のアテネへの出場という問題に加え、
年齢やアスリートとしてのマナーなどといった競技成績以外の不明確、不合理な理由に
より選考から外されるといったことがないように、私のみならず全ての障害者アスリート
たちにとって、公正で透明性のある選考基準、選考手続の確立を、連盟に求めていくこ
とにありました。

 最終的には、私が治療のために服用しているステロイドの量が理由となり、私自身が強
化指定選手に指定されるという目的こそ果たされませんでしたが、仲裁判断では、連盟の
これまでの対応姿勢や基準の不透明性が強く問題視され、今後客観性のある判断機関、
判断基準の確立を連盟に対して求めるという内容になっており、このことは、私の申立て
の大きな目的の1つを達成できたものと受け止めています。

 ただ私がシドニーパラリンピックに出場した際もそうでしたが、障害者スポーツではステロ
イドを服用しているアスリートも多く、服用しているステロイドの程度が理由だというのであ
れば、仲裁パネルが指摘しているように、当初問題となった平成13年の時点で、その点を
(年齢やアスリートとしてのマナーなどとはいわずに)明らかにしてほしかったです。そうで
あったならば、今回のような申立ては起きなかったはずであることを思うと、これまでの約3
年間が残念で仕方ありません。仲裁パネルがまさに指摘しているように、今後、治療のた
めの薬物摂取とアンチ・ドーピングとの関係も明確にされることが全ての障害者アスリート
のために不可欠だと思います。

 いずれにしましても、ステロイドの程度が問題ということであれば、今後の治療経過次第
で私にもチャンスがあるということですし、仲裁パネルが指摘しているように、この判断をも
とに連盟において公正で透明性のある選考手続が確立され、今回の私のような紛争が2
度と起きないことを心から願っています。私も希望を捨てずに努力を続けたいと思っていま
す。

 最後に、今回この判断に至るまでにご尽力いただいた仲裁パネルの方々、その他全て
の関係者の方々にこの場を借りて御礼申し上げます。」

 


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